大好きな彼女
「フライパンー・・・」
そういうと凛花が俺から離れて
下の棚を指をさす。
・・・たぶん、ここって意味だろう。
そこの棚を開けようとしたら・・・
「蓮」
凛花に呼ばれてふいに顔を
凛花の方に向けた。
すると、顔が徐々に近づく。
口に柔らかいものが当たった。
凛花からされたキス・・・。
口が離れてから凛花をじっと
見つめる。
「〜っ///・・・そんな見ないで!
恥ずかしいじゃん・・・///」
「だって、凛花可愛いから」
「〜っ///」
また顔赤くなってる。
ほんと可愛い。可愛すぎるよ、凛花。
フライパンを手に取って立ち上がり
凛花の方を向いた。
だんだん顔を近づける。
口が触れそうなところまできた時に
止めた。
凛花はぎゅっと目をつぶっていた。
「凛花?・・・びびった?」
「蓮、ずる・・・んっ」
俺は、凛花の口を塞いだ。
すると、どんどん顔が真っ赤に
なっていくのがわかった。
「凛花、顔赤っ!可愛いね、凛花」
とだけ言って、また口を塞いだ。
この瞬間・・・この感覚は・・・
昨日の時と同じ感じ。
・・・幸せな瞬間だ。
俺にとって、大切な時間。
凛花と一緒に・・・隣で触れることが
できる時間は大切だし、幸せな時間。