大好きな彼女
正直言って、この状況は料理が
しづらい。
でも、凛花だから許してしまう。
しばらくして、オムライスが完成した。
凛花に夢中になっていた時間を
挟んだせいで、だいぶと遅くなった。
「凛花できたよ?・・・」
「うん・・・」
凛花が俺から離れようとしない。
細い指腕で必死にしがみつく。
そんな姿がすげぇ可愛い・・・
「凛花?離れて・・・」
「やだ・・・やだよー」
はぁー。
・・・ったく。
「そんなこと言って・・・
襲っちゃうかもしんないよ?
・・・いいの?」
「それは・・・・やだよ?でも
離れるのやだ」
凛花・・・可愛いこと言いすぎ。
俺、自分をコントロールできなく
なる。
「まじ理性がぶっ飛ぶ前に離れないと
知らねぇよ?」