大好きな彼女
しばらくたって、凛花が
洗い終わったみたいだ。
「凛花ーーー、こっちおいで?」
「え?あ、うん」
凛花が俺の横に座った。
「ちげぇーよ・・・」
「えっ?な、なにが?」
俺をしたから見る。
だから、その角度は苦手なんだ
って・・・まじで。
「ここ。ここに来て?」
俺は膝の上に座らせる作戦を
考えた。
でも、凛花は恥ずかしそうだ。
「あたし、体重重いし・・・
恥かしいから、やめとくよ」
「は?軽いじゃん?細いし・・・」
「そんなことないよ?」
俺は意地悪そうに聞いた。
「じゃぁ、体重何キロ?」
凛花が『はー?』って顔をしてきた。
びっくりするくらいその顔が
俺的に気に入った。
変な顔だけど・・・
「女の子にそんなことを聞きますか?
普通ー」
「凛花だからだしー。
ほら、ここに来て?なぁ?」
凛花は全然動かない。
仕方なく、軽いからいけるだろうと
思い、凛花の脇に手を挟んで
持ち上げて、無理やり座らせる。
「ちょっ・・・ほんとやめてよ///」
ジタバタと俺の膝の上で暴れる。