大好きな彼女


凛花を俺の方にグイッと引き寄せ
抱きしめた。

凛花が苦しいと感じるくらいまで・・・


強く強く抱きしめた。


「蓮?」


「俺さ、正直不安だわ・・・」


「へっ?」


凛花の声とは思えないほどの間抜けな
声が聞こえてきた。


「凛花がメイド姿になって、すげぇ
可愛いから他の男が寄ってくる
かも知れねーってこと」


「そんなこと・・・ないよ///

っていうか、あたしも同じだよ?///」


俺は思っても見なかった。


凛花が俺と同じことを抱えてた
何て・・・


すげぇ嬉しかった。



「あたし、蓮がホスト姿になったのを
想像したら・・・

すごくカッコ良くてさ!
・・・女の子みんな・・・んんっ」



凛花が話をしている途中に体を離し
口を塞いだ。


それ以上言ったら、死んでしまうんじゃ
ないかって思ったから。

俺の一応照れ隠しでもある。


すげぇ恥ずかしい。
聞いているこっちまで・・・。



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