大好きな彼女
最後の朝
ーピピピピ
目覚まし時計の音で目が覚めた。
凛花はまだ寝ていた。
すげぇ無防備な寝顔で・・・・
ほんと可愛すぎ。
カーテンの隙間から日が差し込んで
その日を体全体に浴びる。
伸びをしながら・・・・
「凛花ー、起きろー」
体を揺すって起こすと、目をこすりながら、目を開ける。
「・・・・ん?、あっ蓮。おはよ」
「おはよっ、早く準備しねぇと
遅刻すんぞ?
いつも遅ぇからな!凛花は・・・」
「そんなことないもーん」
ベットから立ち上がり、下の
キッチンへと向かった。
フライパンを取り出して
何かを作っているみたいだ。
卵焼きとか、いろいろ作ってるから
俺らのお弁当だと思う。
毎日、凛花が作ってくれる。
そのお弁当は購買で買うより、
何十倍、何百倍もうまい。
普通に作ってるんだと思うけど、
なぜかうまい。
凛花が作ったものは特別・・・
お弁当と朝ごはんを両立させて
忙しそうな凛花。
俺は朝ごはんは待ってる時間が
すげぇひま。
だから、学校に行く準備を
している。
しばらくして、朝ごはんが出来た
みたいだ。
綺麗に並べられた朝飯。