大好きな彼女



本当はまた明日も明後日もずーっと
泊まって、俺の隣にいてほしいん
だけど・・・


まだ高校生だし・・・


もう少し大人になってから・・・
だよな?


〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


「いってきまーす」


俺らがそう言っても返事は
返ってこない。

逆に返ってきたら怖い・・・


だって、誰もいないし。


扉を開けて凛花と一緒に家を出た。



「凛花、ほいっ!」


俺は手を差し出し、その手を優しく
握ってくれた。


この手の小ささがすげぇ落ち着く。
凛花の手としか繋ぎたくない。


絶対落ち着かないし・・・


俺限定の手だなっ!


「もう、お泊まりできないんだねー」


俯いて落ち込むように話しかける
凛花。


「あぁ・・・」



「帰りにどこか行かない?
暇だし・・・」


「いいけど・・・どこ行くの?」


「それは・・・考え中」


えへへ、と笑う。


すげぇ悩んだ結果、「ぶらぶらしよ」
っとのこと・・・


どこ行くのかは詳しく決めてはいない。


ま、どうにかなるだろう、とのこと
で・・・








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