大好きな彼女
放課後
ー キ―ンコーンカーンコ―ン
授業もHRも終わり、下校のチャイムが
なった。
みんな、教室を出ていく中、俺は凛花の方へ
と向かった。
「凛花、おせぇー」
「ごめん、ごめん」
鞄を机の上に置き、教科書をまとめて入れていく。
鞄の中には教科書類がたくさん入っていて
重そうだった。
「凛花、鞄持つよ?重そうだし・・・」
「ううん、いいの!重くないし」
「遠慮すんなってー!なっ?」
俺は、凛花の手に持っている鞄を無理矢理でも
取った。
「あ、ありがとう///」
「どういたしましてー」
俺の鞄と凛花の鞄を片手で持ち、空いている手で
凛花の頭を撫でた。
「凛花、どこ行くの?」