大好きな彼女
「蓮、顔赤―い」
なんて言いながら俺の頬をつんつん
つついてきた。
「それより・・・早く決めろって・・・」
「あっ、ごめん・・・」
凛花は真剣な顔をしてメニューを見る。
・・・そんな真剣に選ばなくても
「あっ、これがいい!イチゴバナナチョコー」
「了解っ!」
「えっ?奢るの?」
えっ?・・・当たり前の事じゃねーのか?
「奢っちゃだめ?」
「いや・・・だって、いつも奢ってもらって
ばっかじゃん・・・だからなーって」
「だって、彼氏が彼女に奢るのは当たり前
なんだし・・・
それがもし逆だったら恥ずかしい・・・」
「あ、ありがとね///」
聞いてる凛花が赤くなるから俺まで
恥ずかしくなる。
買ったクレープを手に持ち、食べながら近くの
公園へと向かった。
「もう少ししたら、日が沈んじゃうね?」
「そうだな・・・」