大好きな彼女
「俺、飯食うわ・・・」
「どうぞー」
俺の横に座り、ずーっと見つめてくる
凛花。
「ん?なに?」
「いやぁ・・・蓮が食べてるところって
リスに似てて可愛いなぁって・・・」
「リス?」
「うん、リスがどんぐりを口の中にため込む顔
に似てる」
「ははっ」
俺は、絶対他の奴に「リスに似てる」とか
言われたら怒ると思う。
でも、凛花にだけはものすごく甘い。
というか、甘くしてしまう。
「あっ!ウインナーだ、ちょーだい?」
「はい、どーぞ」
「ありがとう」
「どういたしましてー」
凛花は俺があげたウインナーを笑顔で
食べる。
そんな凛花がすごく可愛い。