大好きな彼女
後夜祭
そろそろ後夜祭の時間になる。
暗くなりかけてるし・・・
空が。
「凛花、そろそろ下に行く?」
「ううん。ここがいい!」
俺は凛花と店をいっぱい回りたい!
そう思うけど・・・
凛花が否定するから、理由が
知りたくなった。
「なんで?店回んないの?」
「・・・・・///」
なんか恥ずかしそうにモジモジしている
凛花。
なんでそんな言いにくそうに
してんだ?
俺にはわからない。
「なんで?」
もう一度、聞いて見た。
すると、顔が赤らめながら口を
開いた。
「・・・ふ、2人だけの時間が
欲しい・・・から///」
ふぇ?・・・・
今なんと?
なんとおっしゃいました?
凛花の口からあり得ない言葉が
出てきたような・・・
気のせい?
信じたい夢だな!
「蓮。後夜祭、2人だけで過ごしては
ダメ?///」
えっ?
やっぱ夢じゃなくて現実?
えっ!現実?なんですか?・・・
あり得ないんですけど・・・
「凛花」
凛花の名前を呼び、振り向かせた
瞬間、凛花の背中に腕を回して
抱きしめた。
ー 相変わらずほせぇ体
「蓮?ど、どうしたの?」
「ううん・・・別に」
今は凛花に顔を見られたくない。
だって、今、顔がすげぇ熱い。
絶対赤くなってるから。
見られたら悔しい・・・・
だから凛花に見られないように
していた。