大好きな彼女




「あー!これ、雑誌に載ってた
やつだ!」っとか言いながら店内を
散策する。


それに俺はただついて行ってる、って
感じ。



凛花は何も買わずに店を出た。



「買わなくていいの?」



「うん!まだいっぱいあるの!
買いたいものが」



「あー、はいはい」



朝来て、何軒店を回ったか・・・



まだいろいろ買いたいものが
あるらしい・・・



でも、こんなグルグル回る人って・・・
いますか?、ってほど回ってる。



「んー、その前に飯食お?腹減りすぎて
やべぇんだけど・・・」



「あぁ・・・そうだね?行こ?」


凛花と並んで歩く。



向かったのはフードコート。

マックやラーメンなどが並んでいて
なにを食べるか迷う。



凛花と相談し、マックに決めた。



「おごるから、待ってて・・・
あぁ、やっぱ・・・」


凛花と離れたら、他の奴らになにを
されるかわからない・・・



だから、席を取りに行こうとする凛花の
手首を掴み、阻止する。




「待って・・・一緒にいないと
何されるかわからないから・・・・

隣にいて?」




「えっ?あ、うん・・・あたしなんか
何もされないのに」


ほんと、無自覚。


わかってねぇよ。自分の可愛さと
性格の良さが・・・・













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