大好きな彼女
凛花は派手めよりも、こういう
カジュアル系の方が似合う。
あと、俺と同じで帽子は似合わない
タイプかな?
俺は似合わないし、かぶるの苦手
だから。
あまり好まないな!俺的には・・・
帽子、好きな人って結構いるんだけど
よくわからない。
その気持ちが・・・
「蓮!これ買ってくる」
「ちょ、待ってって・・・何されるか
わかんねぇからついてく」
俺はちょっと照れながらもそう
凛花に言った。
「ふふっ!ありがとう。心配
してくれて!素直に嬉しいよ!」
そう言ってくれると俺も嬉しい。
凛花の手にはちょっとした茶色い
フレンチコートと膝より少し上の
薄いピンクのスカートを持っていた。
凛花に合うような服だ。
その服をレジの上に置き、お金を
払う。
払い終わり、お釣りを受け取った後、
店を出た。
ふと、携帯を開き、時間を見ると
そろそろ12時になる頃だ。
「腹減ったー・・・飯食お?」
「あぁー。そうだね?行こ行こ!」
俺らはフードコートへ行き、辺りを
見わたした。
ここのフードコートはマックや
うどん、らーめんなど、いろんな
店がある。
その中で、凛花と相談し、マックを
食べることに決めた。
マックのところに2人で並ぶ。
「先、席でまってる?」
「あ、うん!」
凛花は俺に背を向ける。