大好きな彼女
「それは・・・・・・」
「ふはっ、やっぱ凛花ツボるわ」
俺は爆笑する。
「なに?、って聞かれたら答えられないよ―。
蓮って意地悪だね」
ほっぺたを膨らまし拗ねる凛花。
ほんと、すげぇ可愛い・・・・。
つい見惚れてしまう。
俺らは、お互い好きなホラー映画を見る。
カップルだったら、恋愛がオススメらしいけど・・・
凛花のビビる顔が見たくて、ホラーにした。
チケットを渡し、席に着く。
「ここら辺だ・・・」
「結構、見やすい席取っといたから」
「ありがとう」
俺は、以前からこの映画の席を取っていた。
おかげで混んでいるにもかかわらず、座れる。