大好きな彼女

 映画が始まった。

 凛花の体がピクピクし始めた。
 あまりにも怖いのか、俺の腕に巻きつく
 凛花。

 すごく可愛くて、あまり映画に集中できなかった。

 映画はあっという間に終わってしまった。

 「はぁぁぁぁ。疲れたね」

 「あぁ、途中、俺の腕に巻きついてきたしね」

 「ははっ、ちょっとビビって・・・・」

 「だと思った」

 なんか、のど乾いた・・・。

 「あっ、ジュース買うから、外で待ってて。
  なにがいい?」

 「うーん・・・。イチゴオレ」

 「了解、3分で戻ってくるから、外で
  待ってて」

 「うん、わかった」

 

 
< 34 / 270 >

この作品をシェア

pagetop