大好きな彼女

 「どれがかわいいの?」
 
 「えーっと・・・これー」

 おぉーーーー。
 けっこうな値段だけど、俺の小遣いなら
 いける、買える。

 「あのー、これくださーい」

 「えっ?ちょ、蓮?」

 「だいじょーぶだって・・・・」

 俺は、5万円を払って、凛花のほしい
 と言っていたアクセサリーを買ってあげた。

 「はい、これ、俺からの誕生日プレゼント」

 「えっ、ありがと・・・・いや、でも、やっぱ
  もらえないよ、高いやつだし・・・・」

 「だーかーらー、気にするなって、なっ?」

 俺はそう言って、凛花の頭をクシャクシャと撫でる。

 「うん・・・・ありがとう・・・」

 申し訳なさそうにして・・・。
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