大好きな彼女

 「なぁ、凛花?花火って何時からか
  わかる?」

 「ん~、・・・あっ!8時からだよ!
  あそこに書いてあるよ?」

 凛花が指をさす方へ目を向ける。
 そこには、花火大会のチラシが貼ってあった。

 「ほんとだ。いい場所見つけたから、
  そこで見よ?」

 「・・・うん」

 はぁぁぁ。ほんと、どう触れたらいいか
 わかんねぇ・・・。

 ってか、今日の凛花は一段と可愛い・・・。
 やべぇよ・・・。

 「れ、蓮?・・・今日手、繋いでくれなかった
  じゃん?何で?あたし、不安だよ・・・」

 「・・・正直言うよ?
  今の凛花にどう触れればいいのかわかんねぇー
  だから、手も繋げなかった。
  ・・・・ごめん。」

 「~っ///。そうだったの?」

 「あぁ・・・可愛すぎるから」

 「可愛くないもん!」

 「可愛いよ?」
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