大好きな彼女

 無自覚だ。
 凛花はほんと無自覚だ。
 可愛くせに可愛くないとか言うし・・・

 「凛花?目ー閉じて?」

 「目?・・・うん」

 凛花は目を閉じた。
 俺は、徐々に顔を近づける。
 凛花の頬に手を添えて、優しく口を重ねた。

 「やっと触れれた・・・」

 「~っ///」

 「顔真っ赤―」

 「蓮のせいだよー///」

 凛花は頬を膨らませながら拗ねる。
 そんなことされても、可愛いだけだし・・・

 「蓮って、意外と意地悪だね?」

 「ふはっ」

 俺はそんな意地悪か?しかも、意外と・・・って。
 そんなことねぇーと思うけどなっ?

 
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