大好きな彼女
嫉妬のせいで・・・
-- キ―ンコーンカーンコ―ン
お昼休みの時間が来た。
俺は、長い担任の話で催眠術のように
爆睡してしまった。
まぁ、そう珍しいものじゃない・・・。
チャイムが鳴っても、まだ眠たくて、
全く目があかない。
いつもなら、「蓮―、お昼食べよ」っとか
言いに来るはずなんだけど、今日は遅かった。
目が開いて、廊下を見ると楽しそうに
笑いながら話す凛花の姿があった。
話が終わったのか、教室に入ってきた
凛花。
「蓮・・・」
俺は、凛花の言葉を無視するように
言った。
「さっき、何話してた?あの男と・・・」
「えっ?・・・」
「何話してたの?」
「生徒会の仕事、してみないかって・・・」