大好きな彼女

「凛花ー、帰ろ?一緒に・・・」

 「うん・・///」

俺は凛花に手を差し出すと、ちっさい
 手で俺の手を優しく握る。

 「そういえば、蓮君に凛花って呼ばれるの、
  はじめてかもっ!?」

 「だなっ!ってか、俺のことも蓮でいいよ」

 「わかった、蓮」

 「それでよしっ」

 普通に話してるように見えるが、実は
 心の中では舞い上がってる。
 すごく胸が苦しい。

 「凛花の家ってどこ?」

 「えーっとね・・・すぐそこ」

 「了解」

 3分くらい歩いた。
 凛花と歩いていたら、あっという間だった。

 「蓮、そこがあたしの家」
 
 指差した方を見ると、表札に「倉本」と
 書かれていた。

 一戸建てで結構大きめの家だった。

 「んじゃぁ、また明日ね」
 
 凛花が手を振る。

 「また明日」
 っと額にキスをする。

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