大好きな彼女

 「蓮?・・・授業行かないと・・・」

 「やだ」

 凛花は、俺の腕を無理やり引っ張り、
 連れ去ろうとする。

 「あたしは、学校での授業が勝負なんだって、
  いってるでしょ?」

 「やだ・・・この時間だけサボらない?」

 凛花は呆れた顔で俺のとなりに座った。
 
 「もー、仕方ないなぁ」

 「ありがと」

 俺らは、この空き部屋でいろんなことを話した。
 体育祭の話とか・・・最近会ったこととか?
 たくさん話した。

 次の時間から、ちゃんと授業を受けた。
 めんどくさかったけど・・・

 無事、優雅の約束を守ることが出来た。
< 82 / 270 >

この作品をシェア

pagetop