大好きな彼女

 「あの・・・平田くん?」

 「え、あぁ・・・悪い・・・えっと・・・」

 平田くんが生徒会のことを詳しくいろいろ
 教えてくれた。

 今からする仕事も教えてもらった。

 「えっと、これを印刷するんだけど・・・コピー機の
  使い方ってわかる?」

 「ん~・・・、あん、まり・・・」

 「だよね?これ、普通の奴と少し違うタイプの奴
  だから・・・」

 「そーなんだ・・・」

 平田くんって、教えるの、結構うまいんだね・・・
 まぁ、そりゃそうか・・・
 

 平田くんは、学年トップの成績をもつ人で、
 すごく頭いいんだって・・・
 あたしとはすごく差があるんだよねー。
 成績・・・。
 平田くんにはさすがに負けてしまう・・・

 トップを狙おうとしていても、やっぱり平田くん
 なんだよねー・・・トップは・・・

 たぶん、あたし、最近授業サボり過ぎてるから、
 だいぶ下がったと思う・・・・

 これは、全部蓮のせいだよー。
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