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今日のお昼は何事もなく終わった


そして...



「あ!らいきくん!」

またじわじわと近寄ってくる


「あゆさん、僕近寄られるの嫌いなんだけど」



「へぇー」


「ちょっ」

ドンっと押してしまった



「...早く眠りなよ。」



やば、気をつけてたのに...



「もう明日にはらいきくんは居ないから。」


大きな音を立てて勢いよくドアがあいた



「らいきくんに触らないで。離れて」


うっすらと意識のなかでもわかった
めいこだ。

「...なに?めいこ。私は何にもしてないよ?」


どんどん記憶が薄れていくのがわかる

こいつは何もしてないふりして記憶を...


「もう...これ以上苦しめないで」


はっきりとは見えなかったがめいこの...右目が光っていた


「あ...あ...体が...消え...ね、助けて!助けて!」

あゆさんの声がかすかに聞こえる


めいこは今なにをやったんだろうか...


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