ここはシェアハウスですか??
「かずくん……?」
急に不安に襲われる。
「なんてね、そんなことしないよ!
ただ、俺も男だって事は覚えておいてね?」
そう言う彼はいつもの笑顔だった。
「じゃぁ寝よっか」
「うん!」
……ってあれ??
「いやいやいや、寝ないよ!まだお昼だよ!」
「だめ、もう決定事項。るーちゃんは俺の抱きまくら。」
また抱きしめられた僕は、
さっきよりもかずくんにくっつく事になっちゃった。
もう知らないやけくそだ!
「かずくん」
「んー?」
「腕枕して?」
どうせならとことん甘えてやる!
心臓はバクバクだけど…。
「どーぞお姫様。」
ふっとやさしく笑って差し出された腕に、
僕はそっと頭をのせた。
なんか恋人みたいだなぁ。
彼氏なんていたことないけど!
「おやすみるーちゃん」
僕はすぐに深い眠りに落ちた。
知らないうちに疲れてたみたいだ。