もう二度と、離さない。
ONE♡
月日
今日から2年の2学期がスタート。
初めまして。
中学2年生の七瀬彩華です。
今日から新学期がスタート!頑張って行きたいと思います。
こんな明るく自己紹介している私ですが、実の性格は……。気分屋・わがまま・可愛げない・男みたい(顔がね…)・声も低め、なんですよ。背丈は166cmです。実際服屋で店員さんに「男の方ですよね?」って勘違いされました。一応女です、って返事しましたけど…。
「おっはよー!元気にしてたか?彩華~」
「うん!おはよ、元気にしてたよ」
このテンションの高い女の子。私の親友吉田夏海、ナツって呼んでる。
「テンション高いね~」
「うん!あ、そういえば…今日1年目じゃない?」
「……そうだね」
「進展ないの?」
「うん……」
何が1年目かと言いますと、ある人を好きになってから1年。ずっとある人を想っている。その、ある人と言うと…1つ上の先輩“橘蓮太”
「まだ、好きなの?そろそろやめたら?もぅ半年で卒業じゃん」
「うん…でも、諦めれないの…」
「あたしはやめたほうがいいと思うけどね。あんな男」
「でも私にとって…最高の人なんだもん…」
なぜ橘先輩が“あんな男”と呼ばれているかというと、橘先輩が優しい人なんだけど、実際付き合ってみると冷たいらしい。今まで橘先輩と付き合ったことのある先輩は「え?蓮太と?うん、付き合ってたよ。でも、無愛想で冷たくて構ってくれないから振ってやったけどね」って言ってた。また他の先輩も「あー、蓮太ね。ホント冷たかった。一緒に帰ってもくれないしメールも電話もくれないの。最終的にはあんな男知らないって感じだったね」って。しまいには他の先輩は「あいつ構ってくれないから捨ててやった」とか言う。捨てたなんて最低だって思ったけど、冷たいのは確からしい。でも、私は冷たいのが橘先輩じゃないと思う。橘先輩は優しくて彼女に尽くしてあげる人だと思う。絶対に彼女を放ったらかしにするような人ではないと私は思う、と橘先輩と付き合ってた先輩に言ったら「へー。あんた凄いね。あんただけだよ、蓮太のことそんな風に言うの。ほとんどの女子は蓮太のこと冷たいっていうね」って引いたように言われた。
ま、そんな先輩に恋をしている私である。
「諦めたほうがいいのかなー……」
「ホントに!そろそろ諦めなよ!他にいい男はいくらでもいるから」
と、ナツが呆れたように言う。ナツにはわからないさ、私の恋心なんて…。
新学期早々、テンションがた落ちの私でした。
初めまして。
中学2年生の七瀬彩華です。
今日から新学期がスタート!頑張って行きたいと思います。
こんな明るく自己紹介している私ですが、実の性格は……。気分屋・わがまま・可愛げない・男みたい(顔がね…)・声も低め、なんですよ。背丈は166cmです。実際服屋で店員さんに「男の方ですよね?」って勘違いされました。一応女です、って返事しましたけど…。
「おっはよー!元気にしてたか?彩華~」
「うん!おはよ、元気にしてたよ」
このテンションの高い女の子。私の親友吉田夏海、ナツって呼んでる。
「テンション高いね~」
「うん!あ、そういえば…今日1年目じゃない?」
「……そうだね」
「進展ないの?」
「うん……」
何が1年目かと言いますと、ある人を好きになってから1年。ずっとある人を想っている。その、ある人と言うと…1つ上の先輩“橘蓮太”
「まだ、好きなの?そろそろやめたら?もぅ半年で卒業じゃん」
「うん…でも、諦めれないの…」
「あたしはやめたほうがいいと思うけどね。あんな男」
「でも私にとって…最高の人なんだもん…」
なぜ橘先輩が“あんな男”と呼ばれているかというと、橘先輩が優しい人なんだけど、実際付き合ってみると冷たいらしい。今まで橘先輩と付き合ったことのある先輩は「え?蓮太と?うん、付き合ってたよ。でも、無愛想で冷たくて構ってくれないから振ってやったけどね」って言ってた。また他の先輩も「あー、蓮太ね。ホント冷たかった。一緒に帰ってもくれないしメールも電話もくれないの。最終的にはあんな男知らないって感じだったね」って。しまいには他の先輩は「あいつ構ってくれないから捨ててやった」とか言う。捨てたなんて最低だって思ったけど、冷たいのは確からしい。でも、私は冷たいのが橘先輩じゃないと思う。橘先輩は優しくて彼女に尽くしてあげる人だと思う。絶対に彼女を放ったらかしにするような人ではないと私は思う、と橘先輩と付き合ってた先輩に言ったら「へー。あんた凄いね。あんただけだよ、蓮太のことそんな風に言うの。ほとんどの女子は蓮太のこと冷たいっていうね」って引いたように言われた。
ま、そんな先輩に恋をしている私である。
「諦めたほうがいいのかなー……」
「ホントに!そろそろ諦めなよ!他にいい男はいくらでもいるから」
と、ナツが呆れたように言う。ナツにはわからないさ、私の恋心なんて…。
新学期早々、テンションがた落ちの私でした。