俺様年上彼氏とあたし

そんな素敵な友達。

私が唯一心から信頼してる親友。

浅野奈津(アサノ ナツ)。


「のん。いい加減新しい男見つけなよー。」

奈津は毎日呪文のようにそんな言葉を囁いてくる。

「そーだねー。」

「もー…。」

そーだねー。と返事しておきながら全く男を作る気がない私に呆れてる奈津。

「 だって、龍のこと嫌いになったわけじゃないし…。無かった事にするってなんか無責任な気がして…」

「のんー。それは違うよ。」

龍への素直な思いを打ち明けると、奈津が優しい笑顔で話し始めた。
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