パパは幼なじみ
私たちの話し声が徹くんにも届いたのだろう。こっちをチラッと見たが、すぐに前に向き直った。
「真奈ちゃ~ん!とおるん、こっち見てたよ~?ラブラブだね~」
何も知らないありさは、小声で言った。
空気をよんだつもりらしいが、実際は検討違いだ。
「違うと思うけど。ほら、ありさ。チャイム鳴るから席ついて。」
「も~、照れちゃって~!!」
勘違いをしたままのありさが席に着くとほぼ同時に、ホームルームの始まりを告げるチャイムが鳴った。
と同時に、担任の永井先生が教室に入ってきた。その後ろをついてくるのは、もちろん仮副担任の高田愛桜。
その時、私の携帯のバイブが鳴った。確認すると、メールの送信元は片倉早紀。
“ら王ちゃん、ちょーにらんでるじゃん、
真奈のこと!
ま、それはいいんだけど!今日は一緒に
帰るよ!話があんの(`Д´#)”
なんか、怒ってる…
「真奈ちゃ~ん!とおるん、こっち見てたよ~?ラブラブだね~」
何も知らないありさは、小声で言った。
空気をよんだつもりらしいが、実際は検討違いだ。
「違うと思うけど。ほら、ありさ。チャイム鳴るから席ついて。」
「も~、照れちゃって~!!」
勘違いをしたままのありさが席に着くとほぼ同時に、ホームルームの始まりを告げるチャイムが鳴った。
と同時に、担任の永井先生が教室に入ってきた。その後ろをついてくるのは、もちろん仮副担任の高田愛桜。
その時、私の携帯のバイブが鳴った。確認すると、メールの送信元は片倉早紀。
“ら王ちゃん、ちょーにらんでるじゃん、
真奈のこと!
ま、それはいいんだけど!今日は一緒に
帰るよ!話があんの(`Д´#)”
なんか、怒ってる…