パパは幼なじみ
キーンコーンカーンコーン ×4
全ての授業が終わり、放課後になった。部活や塾の忙しい人たちは、掃除もせずに教室から走り去っていく。
私の友達も…
「いやー、終わった終わった!さ、部活だ!!」
「張りきってるね、早紀」
「まぁね。ほら、大会近いし。私って強いじゃん?だからライバル視されてんだー」
「自分で強いって言う?」
だよねーと笑いながら、手を振って早紀は教室を飛び出した……と思ったら尻もちをついて戻ってきた。
「早紀!だいじょ……あ」
「痛たたた…あっ、大丈夫!?」
早紀の心配をして見に行った私の目に飛びこんできたのは、早紀に吹っ飛ばされて気絶している“とおるん”こと、林田徹くんだった。
全ての授業が終わり、放課後になった。部活や塾の忙しい人たちは、掃除もせずに教室から走り去っていく。
私の友達も…
「いやー、終わった終わった!さ、部活だ!!」
「張りきってるね、早紀」
「まぁね。ほら、大会近いし。私って強いじゃん?だからライバル視されてんだー」
「自分で強いって言う?」
だよねーと笑いながら、手を振って早紀は教室を飛び出した……と思ったら尻もちをついて戻ってきた。
「早紀!だいじょ……あ」
「痛たたた…あっ、大丈夫!?」
早紀の心配をして見に行った私の目に飛びこんできたのは、早紀に吹っ飛ばされて気絶している“とおるん”こと、林田徹くんだった。