パパは幼なじみ
部屋に戻ったときには午後11時を過ぎていた。

「なんか疲れた…」

花の女子高生がまるでおばさんみたい。気合いをいれて宿題をやろうかと思ったが、机に向かうのも億劫だ。


「あー、やめやめ!おばさんは宿題なんてやんないし!」

ボフッとベッドに飛びこんだ。タオルケットのにおいに安心する。

「スヌーピーのブラウンの気持ちがわかるなぁ…。」

7月にもなると暑く感じる夜もある。
タオルケットを抱きしめたまま、私は眠ってしまった。
< 29 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop