パパは幼なじみ

PART3

「朝~?……あ~っ!!」


はぁ…終わった…。

売店で買った食べかけのおにぎりを静かにしまってその場を離れようとした私の制服のすそは、すでに敵の手中にあった。
って大げさだけど、とりあえず捕まった。

「あの…おなかが痛いような気が…」
「じゃあ、ここで全て吐いて、すっきりしようね?ありさ、朝の続き。」

早紀の顔が怖い。逃げる口実もあっさりスルーされた。
その間に頭の中で言いたいことを整理できたらしい。ありさがニッコリ笑った。

「とおるんと上手くやったの~?」


一体彼女は何をまとめたんだろう?

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