パパは幼なじみ
PART1
携帯には数え切れないほどの受信メールと着信履歴。
“今どこにいるの?”
“また早紀ちゃんと一緒なの?”
“連絡しなさい!”
“心配です。”
午後7時頃からほぼ3分おきにメールか電話が入っている。学校が終ってから電源入れるの忘れていたから気づかなかった。
ママ、相当怒っているんだろうな…
「連絡?」
「あ、うん。遅くなるって伝えるの忘れてたから心配してたみたいで…」
でも不思議だ。拓人からは一つも連絡が入っていない。
「ごめんね、僕のせいで…」
「まぁ、もういいよ。あ、私こっちだからここで。」
「だめだよ!暗いし家の前まで送るよ!」
「大丈夫。本当にすぐそこだから。」
昨日の拓人の怒り方はすごかった。それなのに今日、男の子と一緒にいるところを見られでもしたら…
家の前まで来てもらうのは危険だ。
「また明日ここでっ!」
「あ、真奈ちゃ…っ!!」
徹くんが何か言おうとしていたが、気にせずに私は走り去った。
“今どこにいるの?”
“また早紀ちゃんと一緒なの?”
“連絡しなさい!”
“心配です。”
午後7時頃からほぼ3分おきにメールか電話が入っている。学校が終ってから電源入れるの忘れていたから気づかなかった。
ママ、相当怒っているんだろうな…
「連絡?」
「あ、うん。遅くなるって伝えるの忘れてたから心配してたみたいで…」
でも不思議だ。拓人からは一つも連絡が入っていない。
「ごめんね、僕のせいで…」
「まぁ、もういいよ。あ、私こっちだからここで。」
「だめだよ!暗いし家の前まで送るよ!」
「大丈夫。本当にすぐそこだから。」
昨日の拓人の怒り方はすごかった。それなのに今日、男の子と一緒にいるところを見られでもしたら…
家の前まで来てもらうのは危険だ。
「また明日ここでっ!」
「あ、真奈ちゃ…っ!!」
徹くんが何か言おうとしていたが、気にせずに私は走り去った。