パパは幼なじみ

PART3

時計を確認する。

5時42分───

まだママが起きるまでに15分はある。昨日までの流れだと、拓人はとっくに起きて、リビングでコーヒーを飲んでいるはずだ。


チャンス!!
 

急いで階段をかけ下り、リビングのドアを開けるとそこには───誰もいなかった。

「なんで今日に限って遅いの~っ!!」

私だけが早起き連続日数の記録を更新した。


そして朝の6時。
いつも通りの朝が始まるはずだった。
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