パパは幼なじみ
PART2
「真奈もコーヒー飲むか?」
「あ、うん。」
「お前もコ一ヒー飲めるようになったんだな。成長したもんだ。」
拓人はしみじみと言いながら私のマグカップにコ一ヒーを注ぐ。
「年寄りくさい言い方。」
「やめてくれよ。まだ20だぜ?」
笑いながら言った拓人は私の目の前にマグカップを差し出した。夢の中なら、これは結婚指輪だったのに。
まだ20…そう、まだ成人したばっかなのに。
今から1か月前の6月12日、拓人は成人式よりも先に結婚式を迎えた。一生忘れられない、私の誕生日…。
「あ、うん。」
「お前もコ一ヒー飲めるようになったんだな。成長したもんだ。」
拓人はしみじみと言いながら私のマグカップにコ一ヒーを注ぐ。
「年寄りくさい言い方。」
「やめてくれよ。まだ20だぜ?」
笑いながら言った拓人は私の目の前にマグカップを差し出した。夢の中なら、これは結婚指輪だったのに。
まだ20…そう、まだ成人したばっかなのに。
今から1か月前の6月12日、拓人は成人式よりも先に結婚式を迎えた。一生忘れられない、私の誕生日…。