不思議ちゃんとイケメンさん
ぴんくのくまのぬいぐるみ
「……ここは、どこですかサティ」
豪邸と呼ばれる自宅からでてきたはいいです
完全に迷ったですよ
「どうしようですよ…今日は入学式なのですよ、困るのです」
ここではめずらしいのか、偏見の目で見られて道を聞くに聞けないです。
前住んでいたところは全くそんなことなかったのです、正直戸惑うですよ
(…誰か、同じ学校のかた通らないですか…)
あたりを見渡してもそれらしき人物は見つからないのですよ
しかたない、お家に帰るですよ…
こんなことなら最初から、使用人に送り迎えを頼めばよかったです
「ねぇ…キミさ、」
後ろから声が、
「な、なんですかです」
「キミ、このへんに住んでるコ?」
話しかけてきた相手は、とってもお顔が整った
王子様みたいなかただったのです