不思議ちゃんとイケメンさん
「い、一応そうなのですよ」
「そっかぁ…!あのさ、聞きたいコトあるんだ」
その王子様は目を輝かせながら聞いてきたのです
「何を、ですか」
「悠帝学園の場所!…わかるかな……?」
な、同い年なのですか…!?
そういえば制服はみるにとられてわからなかったのですよ…
嗚呼、まだ同い年とは決まってなかったですね
「私も、そこの新入生なのですよ。場所がわからなくて一度お家に帰る途中、だったのです。」
「えっ、キミ高校生なの!?」
……………え、
「あの…、そんな…幼稚にみえるですか…」
「あ!いや、ごめん失礼だったよね。いやぁ…幼女かと思った、」
よ、幼女…とか
確かに身長は小さいですよ
気にしてるのにコイツ
「それにしても同い年には見えないよ…、あっやばいもう入学式始まっちゃう!」
えっ、もうそんな時間…!?
「は、はやくお家に帰らなきゃです」
王子様さんを置いて私は走ってお家に戻ったのです