不思議ちゃんとイケメンさん
「あ?お前なに震えてんの?」
赤髪さんがそう言うと私の視界は一転し
「ふぇ……っ!?」
だ、抱き上げられてるですよ
「お前ちっせぇな、ほら帰るぞ。門まで連れてってやるから」
そう言ってそのまま歩きだす赤髪さん
「あ、あああ赤髪さん離してくださいです」
かなり吃ってしまったですよ
「あ?うるせぇガキ。大人しくしてろ」
ぽんぽんっと背中ぽんされて
赤髪さん、意外です。
ついに廊下まで抱き上げられたまま到着
「きゃぁあああ…!東士さんだわ…!」
「やだ、カッコイイ…!」
「…?あの抱えてる幼女さんは誰かしら…」
「今日も素敵です東士様…!」
お、女の子達が集まってきたです
「きゃんきゃんうるせぇよ、道あけろ邪魔だ」
あ、赤髪さん冷たいですよ
女の子がかわいそうですよ
「あ、あの赤髪さん…私職員室に行きたいのです、おろしてくださいです」
「あ?お前職員室になんの用だよ」