JKSー個性派ぞろいの生徒会ー
一週間後。

「と、あれから一週間たったけどどうするの⁇」

「わからへん。先生にはいろいろ呼び止められるし…早くってせかされるし。1ヶ月って言うたやないか。あのじじぃ」

「まあまあ、おちついて。口悪くなってるから。そして、なんで関西弁になってんのよ。普通に戻りなさい」

はるかは、ツッコミもしてくれる…

「はぁ、もうどうしよう。はるか〜泣」

「落ち着けって‼︎あと3週間あるし、気長に行こうよー。てか、集められなくて怒られても、お前が無理矢理、押し付けたんやろうが‼︎なんで、うちが怒られなあかんねん‼︎って得意の関西弁って言えばいいから‼︎」

「いや、別に得意じゃないです。バリバリいつも標準語です。」

「さっき、関西弁だったからwまあ、適当に集めとこ‼︎」

「適当って…あ!はるか‼︎あのテスト1位の子、あの子入ってくれないかな⁇」

「無理に近いだろうね。最近入ってきた噂だとずっと勉強で、必要事項以外人と話さないらしいもん。」

「でも、頑張って言えばわかってくれるはず‼︎」

もう、早く人いれて終わらせたい。
もっと言えば頭いい人いれて、仕事まかせたい…

「まり。頭いい人いれて、全部まかせようとしてるでしょ…」

みごとに図星…

「うっ…。でも、まあそれも生徒会のためっていうか?ま、行ってみよ‼︎」

「横山くんの顔、わかんの⁇」

「ううん。はるかわかるでしょ⁇」

「え、わかるけど…話かけれないよ⁈睨まれたくないし…」

「あ、教えてくれたら私が話しかけるから大丈夫‼︎」

と、いいつつ、ちょっとビビっている。

「あ、そう…じゃあ行くか…」

「うん。」
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「あれあれ、横山聡。テスト1位の奴。
クールに本読んでるよ。やっぱ、イケメンだわー。」

「怖いけど、言ってみるか…」

「まり、頑張れ‼︎遠くで応援してるぜ」

「えぇ、半径3m以内にはいてねぇ…」

「まりも、ビビってんじゃん‼︎もう、さっさと話して帰ろ…」

「う、うん。」

「じゃ、見守ってます…」

「はぁ、よし‼︎横山さん…。ごめん。ちょっといいかな⁇」

「何」

こわっ。「何」、この言葉だけですごい重み。びっくりするわ〜。
頑張れ、まり‼︎頑張れ、私‼︎

「あの、えと、生徒会に入らないですかね…?」

よし、言った‼︎言えた‼︎

「入らない」

うそ⁉︎即答…今までのドキドキはなんだったんだよ…
ちょっとねばってみよう。

「楽しいよ?きっと…」

「生徒会とは、楽しい生活を送るために入るのか。そんなの、もっと入りたくないな」

えぇ、逆効果。

「そうですか…」

「もういいか。集中して本読みたいんだ。終わりにしてくれ」

「まり‼︎どうだった⁈」

「怖かった…でも、睨まれなかった…」

「睨まれなかったんだ…で、生徒会入ってくれるって⁇」

「ううん。入らないって即答…」

「だろうね…絶壁だねぇ。」

「でも、絶対説得する!生徒会に入らせる!」

「おー、頼もしいね」

「てか、今日ルウトは⁇いないの⁇」

ここで、ルウトいないの気づくw

「あー、なんか家の用事って‼︎」

「そうなんだ…はるかよくルウトの事わかるよね〜。ニヤニヤ」

本当に意外と仲がいい。

「は、キモイわー。そんなんじゃないから。普通に元中のよしみだよ。まりも、一緒じゃん。」

「えー、そうなのー。はるかとルウトってお似合いだけどなぁ…」

「は、絶対やだ。私は、アイドルの葉泉くんみたいな人がいいの‼︎ほら、昼休みもう終わるよ、教室戻ろ‼︎」
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