みんな、同じ。



だから、助かった。

クラスは、大多数は人が変わったものの、見慣れた人もいて。

「祈!同じクラス!」

「言った通りだったでしょう」

私は、大きく頷いた。

仲のいい、弥生ちゃんと、あと一人。
瑞希ちゃんと同じクラス。

二人は、中学生の時から、私と仲良くしてくれている。

大好き。
言葉では言えないけど、伝わってるといいな。

「あ、祈ちゃん嬉しそう」

「ばか、瑞希。
嬉しそう、じゃなくて嬉しいのよ」

「そっかぁ!」

分かってくれてた。
それでまた、嬉しくなった。


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