そんなのぁたしは望んでない*


「おいっ。小日向ぁー。入っていいぞー。」



___タッタッタッタッ。




あいつ、見たことある気が...


げっっっ。

朝の暴力女じゃん。


もしかしてあいつが....


「えっと。初めまして。
小日向 愛歌といいます。
これから皆さんと同じ1-5になります。
よろしくお願いします。」


...。

そうだ。絶対あいつだ...。

あの暴力女だ。


ってか、可愛いな...。

朝はよく顔なんて見なかったから気付かなかったけど。

しかも金髪だし。

ハーフ?


「小日向 愛歌だ。みんな仲良くしてやってくれ。
家の事情で引っ越してきた。
ちなみに1/4イギリス人の血が入ってるぞ。」


「可愛くね?」
「やばい。俺タイプなんだけど。」
「俺ちょっと告ろうかなww」

クラスメイトのみんなはあの暴力女の外見に
騙されてやがる。

俺は知ってる。
あいつの本性。
→ただの暴力女なんだ。

俺は騙されないぞ...。


「ぢゃあ、小日向はえっとそこの空いてる席にでも座ってくれ。」


あの...
すみません。

まさかその空いてる席ってここじゃないですよねぇぇぇぇ╬


_______ここかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉお。


はい。ここですよね。

転校生と言われた時から、空いてる席なんて俺の隣しかないから
ここだとは思っていたけど...

ま・さ・か...
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