桜の木の下で-約束編ー




「珠鬼?」

「親友の為に。

 何時か帰ってくるのでしょう?
 姫サマの元へ。

 その時の為に桜鬼神たる、
 親友の居場所として」
 



珠鬼はサラリと答えた。








和鬼、今頃
貴方は何処で何をしてるの?





貴方が守り続けたい
この世界も、人の世界も
私が守って見せる。





だから……今は少し、
穏やかな時間(とき)を……。
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