子猫と私の恋物語
・・・うぅ~、やっぱり授業やだな・・・
実は、私はこう見えても進学クラス。
ちゃんと勉強しないと大学に行けなくなっちゃう・・・
でも、『看護師』という夢を叶えるために頑張っているんだ!
うちは、老舗料理店。
お母さんとお父さんは、まるで魔法みたいにはやく、美味しく、キレイに・・・そして、心を込めて料理を作る。
その料理を食べているお客さんは、とても幸せそうで・・・
私も、人のためになにかしたいって思うようになれた。
それで、一番最初に思い浮かんだのが、看護師なんだよね。
「もかぁ~?どーしたの、ボーッとして?」
そんなことを考えていると、飽きれたような顔をした美香が覗き込んできた。
「あっ、美香!私ボーッとしてた!?」
「うん、まーもう授業終わってるからいーけど・・・。大丈夫?」
「うん。心配してくれてありがとう~っ!!美香大好きぃ~!!」
たいが君のことがあってから、ちょっと経つけど・・・
大丈夫。ちゃんと、いつも通り。
これからも、ずっと私は・・・