子猫と私の恋物語
あと少しで竜君の席・・・
うぅっ、やっぱり緊張するなぁ。
「あのっ・・・」
「萌花さん・・・ちょっと、いいですか」
何故か、学校で2番目にカッコいいと噂されている、林 たいがくんが顔を赤らめてこんな私を呼び止めた。
たいがくんは爽やか系サッカー男子として、有名なイケメン。
女子にスゴく人気で、告白も何度もされてるみたい。
なんでそんな学校の有名人が、私なんかに話しかけてくるのかな?
というか、私、告白・・・
まぁ、いっか・・・な?
「どうしたの?」
「ここじゃあれだから・・・俺についてきてくれない?」
なんで教室じゃいけないのかな?
なんて思いながら、私はたいがくんの後ろについていった。