ヲタクですが…何か?
ドンッ
『…っすみませ』
「ん」まで言わせてくれなくて
遮られた。
「あっれー?昨日のこじゃね??
確かさあ、あのあれあれーえっとー」
ぶつかったのは、ギャル五人の集団
香水くさい…。
『すみませんでした。』
そう言って、さっさと去ろうとすると
グッ
力強く掴まれた。
「おい、ちょっとまてよ!」
しつこいですな。
『は、はい…?』
地味に怖いな。
2、3歩あとずさる。
「あたし、足怪我したんだけど」
『あ、はい、絆創膏。
これ、295円で安くて、貴方達が
メイクする時にでも使えますから。
どうぞ、お使いください』
「そういう意味じゃねぇよ」
『じゃ、なんですか。』
「金払えよ」
2日目で絡まれるとか
まじで、乙(おつ)!!!
『おーかーねー?
擦り傷ですよね?どこに金払うんすか?病院行って擦り傷で、絆創膏貼ってもらって金払えっていう病院あるんすか?』
どんどんイラついてきた私は
大好きなキャラの真似をしてみる。
イラついた時は、フッ
真似に限る!!素を出すとなんていうか
…うん。
「は、はあ!?血がダラダラ。
歩けないよー。」
『タイツ履いてるじゃないですか。
しみてませんよ。』
嘘下手くそ!!
「は、はあ!?とりあえず
金払えや!!!!」
『声でかいです。鼓膜破れたら
それこそ、金払えや!ですよ。』
「もももう、いこ!」
そう言ってぞろぞろと学校に
向かって行く。
てか、女の子いたんだ。
はあ、本当疲れた。
何しに、朝も絡まれないと…
私が地味だから?ブスだから?
しってるっつーの!!
なーんつって。
まっ、いきますかぁ。
そう言って向かった。