ヲタクですが…何か?
いちいち受け止めなければ
辛い思いもしないと学んだ。逆に
よかったかもしれない。
はあ…眼鏡もボロボロ…
『どうしよう…』
まあ…今日だけだしきっと
大丈夫だよね…
眼鏡を外してゴミ箱に捨てた。
足音が聞こえて少し警戒する。
「大丈夫か!?」
…と…誰?
『どなたですか…?』
「俺?俺の事…知らない?」
『全く知りません…』
「そ、そっか。とりあえず…
大丈夫??保健室行こ??兄さん達も
待ってるし!!」
『に、兄さん?』
「とりあえず!早く行くよ!」
そう言ってイケメン君にお姫様抱っこを
って…
『おろしてください!!!
前髪がぁぁあ!!!!』
「大丈夫!可愛いよ?」
『ちょっ、本気でやめろおおおお!!』
マジ風で前髪が!!!
顔が見られるっ!!!!
「なんでそんな隠す必要があるの?」
『あ、あなたには関係ないですから!』
「ま、いいんだけど!
着いたよ!!ほら!降ろすよー」
ゆっくりと降ろされ
保健室の前で立たされた。