林檎姫は恋をした。


案内されたのは小さな家だった

本当に全て小さくて…
私が大きすぎるのかしら…と疑うくらい…

「どうぞ?」

「え、ありがと……」


私は軽く頭を下げ扉を開けた
入った先には可愛らしい何人かの人がいた

もちろん小さい人


「お客さーん」

『おー、ってびしょびしょじゃないか!』

『わ~、可愛い人だね~』


…タオルを渡してくれる人、話しかけてくれる人。
みんな優しい人ばっかりだった……

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