林檎姫は恋をした。



「あの子の様子見てきて」


『え…なんで俺が…』


「さっさと」


『…はい』


そう言われ俺は姫を探しに出た


料理でもしている…ということは、食堂にでもいるのだろう


俺は階段を下った




「それにしても久しぶりだ…、
 外を歩くのは…」


もうどのくらい閉じ込められていたのだろう


動くのも久しぶりで笑えてしまう


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