俺様ヤンキーは優しい幼馴染でした。
そんななか目についたのは、
窓側の席に座っていてうつむきながら
人差し指で長い髪の毛を巻きつけていた女の子だった。






その仕草を見た瞬間俺は美桜だと確信した。




あまりの驚きに俺は声も出なかった。




美桜は人見知りで緊張すると、人差し指で自分髪の毛を巻く癖があった。






あまりの驚きに美桜を見つめていると美桜がふと顔を上げ、
大き瞳をさらに大きく開けて俺を見た





そこにはあの頃と何も変わっていない美桜の姿があった。




美桜と目が合い、俺はなんだか気恥ずかしくて目をそらしてしまった。
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