俺様ヤンキーは優しい幼馴染でした。
気になり始めてからもう数日経ってしまった。

一向に聞き出せない。




なぜなら。




煌が独特の雰囲気を出しているから。







見た目はヤンキーなのだけれど
どこか真面目というか……

みんなでいつもワイワイしてて
一匹狼ではない感じ。




はぁ…煌に話しかけたいんだけど。
なんか怖いし…。







「おい!橘!どこを見ているんだ
ここの一文を訳してみろ。」






すごい形相をした教師がこちらを指差し
私に問題を突き出す。





私、完全に英語の授業中だということを忘れていた。











その文を見てみるとわからない単語ばかりで訳せそうもない。

辺りを見回すとみんなの視線が私に向けられていた。







「わ、わかりません。」




そう言うと、次は煌が当てられその文の訳をスラスラと言って行く。






煌は頭がいいのか…
なんだか、少し煌のことをしれた気がして嬉しかった。


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