小さな死神
あるマンションの駐車場。
「5階の501号室。部屋の持ち主は・・・なぜか石原優子。女なんだよ。」
女の子はまた右手の手のひらを突き出した。
「また金かよ。」
「当たり前でしょ。追いかけるの大変だったんだから。」
「・・・ほら。」
千円。
「あんたさぁ、ホントに金無いんだね。つかさ、少しは色を・・・まぁいいや。それから、これはおまけの情報。隣の部屋の人に聞いたんだけど、あの部屋ね、男の人の出入りは無いって。」
「・・・だって、女の部屋じゃ浮気の証拠にゃならないし。」
「解からないよ。もしかしたら、レズかも。」
「お前さぁ、そんなん有り得るって思ってるのかよ。」
「全然。てか、あたしさえこぉ~。」
「さえこちゃん?」
「ちゃんはやめてよ!ちゃんは!」
結構な剣幕!きっとした目付き。ちょいびっくり。
「解かった解かった。じゃ、・・・さえこ・・・か?」
「呼び捨てかよ。ま、いいか。じゃ送って。」
「は?まだ張り込み中なんだけど。」
「はっじゃないわよ。こんないたいけな少女を一人で帰す気?」
そういえば少し暗くなってきた。
「だれがいたいけなんだよ?」
「ひっひどい・・・いいわよ。あたし歩いて帰る。」
再び2ケツ。
あ!背中に当たる。やっぱ女は見た目じゃわかんねーよなぁ。つか何考えてるんだよ。
「あんたさぁ、結構粘るよね。あたし見直したよ。」
と、うしろから声。
「あのねぇ~。あんたじゃなくて津上だ。俺の名前は、津上。」
「津上?山田とかじゃないの?」
図星。
「なんで山田なんだよ。ところで、・・・さっ、さえこは何年生?」
「学年?・・・三年だよ。」
「・・・」
三年かぁ・・・だよなぁ・・・あんなにおっきいむ!じゃねぇ。
「あ!なんかエロい事考えてるなぁ~?」
「ぶぅか言うな!」
「あー!慌ててるぅ!変態!」
「変態ってなんだよ!・・・ほら、着いたぞ。」
「ありがと。けど、こんな若い子と一緒で今日は楽しかったでしょ?じゃまた明日ね。」
「明日ってなんだよ?」
さえこは既にチャリで反対方向へ走り出し角を曲がるところだった。
さてさて、浮気奥様の尾行は明日にするか。
「5階の501号室。部屋の持ち主は・・・なぜか石原優子。女なんだよ。」
女の子はまた右手の手のひらを突き出した。
「また金かよ。」
「当たり前でしょ。追いかけるの大変だったんだから。」
「・・・ほら。」
千円。
「あんたさぁ、ホントに金無いんだね。つかさ、少しは色を・・・まぁいいや。それから、これはおまけの情報。隣の部屋の人に聞いたんだけど、あの部屋ね、男の人の出入りは無いって。」
「・・・だって、女の部屋じゃ浮気の証拠にゃならないし。」
「解からないよ。もしかしたら、レズかも。」
「お前さぁ、そんなん有り得るって思ってるのかよ。」
「全然。てか、あたしさえこぉ~。」
「さえこちゃん?」
「ちゃんはやめてよ!ちゃんは!」
結構な剣幕!きっとした目付き。ちょいびっくり。
「解かった解かった。じゃ、・・・さえこ・・・か?」
「呼び捨てかよ。ま、いいか。じゃ送って。」
「は?まだ張り込み中なんだけど。」
「はっじゃないわよ。こんないたいけな少女を一人で帰す気?」
そういえば少し暗くなってきた。
「だれがいたいけなんだよ?」
「ひっひどい・・・いいわよ。あたし歩いて帰る。」
再び2ケツ。
あ!背中に当たる。やっぱ女は見た目じゃわかんねーよなぁ。つか何考えてるんだよ。
「あんたさぁ、結構粘るよね。あたし見直したよ。」
と、うしろから声。
「あのねぇ~。あんたじゃなくて津上だ。俺の名前は、津上。」
「津上?山田とかじゃないの?」
図星。
「なんで山田なんだよ。ところで、・・・さっ、さえこは何年生?」
「学年?・・・三年だよ。」
「・・・」
三年かぁ・・・だよなぁ・・・あんなにおっきいむ!じゃねぇ。
「あ!なんかエロい事考えてるなぁ~?」
「ぶぅか言うな!」
「あー!慌ててるぅ!変態!」
「変態ってなんだよ!・・・ほら、着いたぞ。」
「ありがと。けど、こんな若い子と一緒で今日は楽しかったでしょ?じゃまた明日ね。」
「明日ってなんだよ?」
さえこは既にチャリで反対方向へ走り出し角を曲がるところだった。
さてさて、浮気奥様の尾行は明日にするか。