小さな死神
「それは解かってる。あの北村の細君は浮気してたのか?」
「だからそれを調査してるんだよ。結果は、もう少しで分かるかな?」
まるっきり分からないなんて言えないよな。
「一昨日の夕方、その細君が警察に来て、ストーカーされてるみたいだって相談されたんだよ。毎日横の公園から黒ずくめの男が家を覗いてるって・・・そういやお前、いっつも馬鹿みたいに黒ずくめだよなぁ~。」
「俺?」
「お前以外ないだろ?・・・じゃ殺人容疑ってので逮捕って事になるかなぁ?実はな、交番の制服がお前の事見てるんだよ。」
「は?そんなに簡単に逮捕は無理だろ?」
「緊急逮捕はいつでも出来るんだ。知ってるだろ?」
「今度は脅すのか?」
「とにかく署まできてくれ。かつどん位はおごってやってもいいぞ。」
かつどん?!ちょっと心が動いた。
「職権乱用じゃねーの?。・・・わかったよ。話せばいいんだろう?
昨日で6日目なんだけど、具体的に動いたのは昨日だけ。
けど、石原優子って女の部屋に行っただけ。女のとこじゃぁなぁ~。」
「石原優子?・・・そうか・・・女ねぇ?」
「こっちは答えたんだから、北村洋子はどんな殺しだったのか話してくれるんだろ?こっちは何もないまま失業だよ。」
「そういやそうだな。あはは・・・あの細君は今朝あの公園の北側で遺体で発見されたんだ。」
「木戸さん。まだ話しちゃまずいんじゃ?」
ずっと無言でメモしてた若い刑事が口を挟む。
「どうせ、お昼のニュースで流れるんだから。
死因は絞殺。死亡推定時間は概ね昨日の11時前後ってところかな?
おっと、大事な事を聞くのを忘れるところだったな。
お前、昨日の夜は何してたんだ?」
「あのね~・・・何考えてるんだよ?俺?昨日は夕方6時半ごろ帰ってきてずっと部屋にいたよ。」
「お前がやったとは思ってないが、一応関係者だからな。じゃアリバイは無しか・・・」
「ねぇよ。けど、俺には動機がねぇし。しかも死んじまったら仕事無くなるし。動機があるのは旦那の章介かな?」
「解ってる。けど、旦那にはアリバイがあるんだなぁ。
あっと、それからなぁお前どこへも行くなよ。居場所ははっきりしておくように。」
そう言って刑事たちは帰っていった。
「なんてこったい。仕事無くなったぁ・・・寝よ・・・」
「だからそれを調査してるんだよ。結果は、もう少しで分かるかな?」
まるっきり分からないなんて言えないよな。
「一昨日の夕方、その細君が警察に来て、ストーカーされてるみたいだって相談されたんだよ。毎日横の公園から黒ずくめの男が家を覗いてるって・・・そういやお前、いっつも馬鹿みたいに黒ずくめだよなぁ~。」
「俺?」
「お前以外ないだろ?・・・じゃ殺人容疑ってので逮捕って事になるかなぁ?実はな、交番の制服がお前の事見てるんだよ。」
「は?そんなに簡単に逮捕は無理だろ?」
「緊急逮捕はいつでも出来るんだ。知ってるだろ?」
「今度は脅すのか?」
「とにかく署まできてくれ。かつどん位はおごってやってもいいぞ。」
かつどん?!ちょっと心が動いた。
「職権乱用じゃねーの?。・・・わかったよ。話せばいいんだろう?
昨日で6日目なんだけど、具体的に動いたのは昨日だけ。
けど、石原優子って女の部屋に行っただけ。女のとこじゃぁなぁ~。」
「石原優子?・・・そうか・・・女ねぇ?」
「こっちは答えたんだから、北村洋子はどんな殺しだったのか話してくれるんだろ?こっちは何もないまま失業だよ。」
「そういやそうだな。あはは・・・あの細君は今朝あの公園の北側で遺体で発見されたんだ。」
「木戸さん。まだ話しちゃまずいんじゃ?」
ずっと無言でメモしてた若い刑事が口を挟む。
「どうせ、お昼のニュースで流れるんだから。
死因は絞殺。死亡推定時間は概ね昨日の11時前後ってところかな?
おっと、大事な事を聞くのを忘れるところだったな。
お前、昨日の夜は何してたんだ?」
「あのね~・・・何考えてるんだよ?俺?昨日は夕方6時半ごろ帰ってきてずっと部屋にいたよ。」
「お前がやったとは思ってないが、一応関係者だからな。じゃアリバイは無しか・・・」
「ねぇよ。けど、俺には動機がねぇし。しかも死んじまったら仕事無くなるし。動機があるのは旦那の章介かな?」
「解ってる。けど、旦那にはアリバイがあるんだなぁ。
あっと、それからなぁお前どこへも行くなよ。居場所ははっきりしておくように。」
そう言って刑事たちは帰っていった。
「なんてこったい。仕事無くなったぁ・・・寝よ・・・」