ちっぽけな奇跡のはなし
「どうしたの?急に」
「あのさ、良かったら明日妹に買う
プレゼントを一緒に選んで欲しいんだ」
「プレゼント?」
「おう。予定があったらいいんだ。
でも、なかったら一緒に来てほしい」
健太の言葉に、頭を絞る。
カレの恋人探しだって、全然進んでないし
自分だけサボってるようでなんだか悪い気がする。
でも、望月だって男1人じゃあ選びにくい
だろうし...
「うーん。いいよ!分かった」
「本当か!?」
健太はすごく嬉しそうに笑った。